リレーコラム

復興は少しずつ…

だいぶ雪が溶けて春らしい陽気となってきましたが、やはりこの季節になると東日本大震災を思い出します。あれから4年が経ちました。
4年前のその時、私は診療中でした。外科治療などは行っていなかったので、重大な影響は休診のみでした。時間が経つうちにいろいろな情報が入ってきましたが、ある情報に愕然としました。
「以前の勤務先の歯科医院が流された…」
私は秋田で開業するまでは宮城県で勤務医をしていましたが、その医院が津波によって全壊したとのことでした。恩師でもある院長と連絡をとり、スタッフは全員無事であったとのことで一安心しましたが、残ったのは医院の基礎と看板のみだったとのことです。
一緒に仕事をしたスタッフが無事であったのはなによりでしたが、医院がなくなったのはショックでした。院長にとっては開業して20年もの間仕事をしてきたところですし、元々家であったところなので、そのショックは計り知れなかったと思います。しかし現在、院長はそれでも新たに開業し、当時のスタッフとともに診療を行っているとのことです。
新聞やニュースでは復興が遅れているといわれていますが、院長や宮城県の知人などから話を聞きますと、道路や公共施設など、一目でわかる部分はまだ復興されていないように見える、個々で見れば家屋が増えたり、店舗が増えたりしているとのことです。
復興は少しずつですが進んでいます…。陰ながら応援したいと思います。

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