リレーコラム

震災時の歯科医療

1月17日は阪神・淡路大震災から23年の日で、兵庫県内各地で追悼行事が行われました。この震災はいわゆる直下型地震であり、震災が未明に起こったことから、就寝中の方々が多かったとのことです。そのため、家屋の倒壊と火災で多くの被害がありました。

 震災が起こった場合、歯科医師ができることは主に検死作業と巡回診療です。震災では、長期間の避難を強いられたため、環境の悪化、免疫機能低下、精神的ストレスなどによる虫歯の痛みや感染症の発症、口腔粘膜炎が増加しました。また、入れ歯を紛失、破損した人々が多かったとのことです。入れ歯を紛失すると、食事を困難にし、生命維持に直結する極めて逼迫した状況となります。そのため、応急で義歯を作製したり修理して咬合回復を図る治療が求められました。

 震災などの自然災害はいつ起こるかは正確に特定はできません。このような場面に直面した時、私は歯科医師としてできることをしたいと再認識しました。

文:Y

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