櫛の歯が欠けたように

 8020に参加する為に、健診と虫歯治療に来るおじいさんが、最近来なくなりました。

 スタッフに聞くと、だいぶ前に亡くなったそうです。うちの診療所には、おじいさん、おばあさんが大部分を占めています。

 よくよく確認したところ、かなりの人が亡くなっていました。

 カルテを見ると、歯周病で抜歯をしてそのままの人、義歯を入れて一度も調整に来ない人、様々です。

 ちゃんとご飯を食べて天国に行ったのかな、悩ませる日々です。

先日、身内に不幸がありました。葬儀場が一杯で無理に安置室を作り、そこに一晩寝かせてもらいました。

 こんなにも亡くなる人が多くいるのかなと考えさせられました。

 皆さんも健康には気をつけてください。

文: 秋森

今年は今のところ寒い冬のようですね。あんまり寒いと歯がガチガチ当たって止まらないことってありませんか?歯科医師なのに知らなかったので調べてみました。「シバリング」というそうです。秋田の人間だとすぐに「凍れる(しばれる)」から来た日本語?造語?と思ってしまいますが、英語だそうです(笑)。

 寒すぎると体を温めようと筋肉が小刻みに運動し、それにより体温を上げることが出来るそうです。口の周りの筋肉に起こるのが、歯のガチガチで、例えば高熱などで全身に悪寒が走り身体に震えが出るのもシバリングの一つのようです。

 歯がガチガチ当たることはあまり良くないようですが、生理現象で、体温を上げようと身体がしていることですから止められませんよね。早くあったかいところに入って「ぬくだまった」方が良いようですよ。

 寒い季節もいつかは春を迎えます。体に気をつけて暖かい春を待ちましょう。

文:やんばるくいな

話せる、食べられる、笑いあえる、
フレイルとは簡単に言うと「加齢からくる衰え」です。
ある程度やむを得ないことではあるのですが、ポイントはフレイル初期に正しく取り組めばその進行を遅くすることが可能で健康寿命を延伸できるということです。
適度な運動と栄養摂取というお決まりのパターンにはなるのですが、
それに加えてオーラルフレイル、つまりお口機能の衰えが注目されています。
歯の衰え=栄養状態が悪くなる。というだけでなく、
お口が衰えると…
「なんて言ってるかわがらね」と言われて話すことが嫌になったり、食べ易い(やわらかい)いつも同じものを食べがちになったりすることが多々あります。
会話が億劫になったり他の人と同じものを食べなくなってくることから、外に出なくなり社会とのつながりを失っていってしまいます。
社会との繋がりの希薄化が更なるオーラルフレイルや足腰の衰えを招き、これらの悪循環から全身フレイルつまりは寝たきりへ一直線!というわけです。

フレイル予防はおくちから。
オーラルフレイルはソーシャルフレイルです。足腰や眼の衰えもありますが、お口のフレイルは特別です。
口は命の入り口と言われますが、社会との接点でもあるのです。

文:iVa

今月、地域の1歳6カ月児歯科健診に行って来ました。コロナ禍という事で、感染拡大防止の対策がとられていました。三密を避ける為に、1回の受診者数を少なくする手段が施されていました。

この日の私が担当した乳幼児数は10名足らずでした。時間的には30分以内に終了しました。この時点で新型コロナウイルス感染状況は、第3波に入り全国的に感染者数が増加している状態でした。この状況では仕方ないですが、コロナ禍以前のつもりで診療時間を削って、健診に行ったので複雑な気持ちになりました。今は、少子化問題もありますが、コロナ禍の様な状況で受診者数が少ない事は仕方ありません。今後の健診等では行政に確認して、受診者数等を把握した上で診療時間の調整を考える必要があると思いました。

 

文:Y・S

窓を開けると気持ちいい風がすぅーっと入ってきて何をするにも過ごしやすい季節になりました。

何気なく過ごしている毎日の暮らしのなかに、自分だけの大切な瞬間を見つけられるとうれしいです。

今年の我が家の庭は、工事のために長年育てたハーブたちを手放すことになり、

工事がやっと終わった10月の庭は、通るたびにほのかに香る可憐なハーブがこの秋の庭にはありません。

少し寂しい気もちの私に、最近患者さんがお花を持って来院して下さいます。

おかげで自宅での時間が居心地の良いものになっています。

こんな時期だからこそ、優しさがうれしいですね。

思うように出かけられないけれど、近場でも初めての場所や素敵な出会いに(出来事に)、小さなしあわせを感じますね。

言葉のかども、被せ物のかども、まるいほうがいいですね。

文:BANANA

秋田県人で、初の内閣総理大臣が誕生しました。菅義偉総理の出身地である湯沢市では、実家が観光地にもなっているようです。

新型コロナ感染症の対策と経済対策の両立、外交.安全保障など様々な課題が山積みしていますが、難局を乗り越え、安心できる生活ができるように期待します。

落ち込んだ経済を立て直すために、規制の緩和や援助がおこなわれていますが、常に感染症の状況に気をつけていなければならない日々です。先日、小学校の歯科検診を行いましたが、マスク.フェイスシールドを装着し、児童一人ごとにグローブを交換しなければならず、だいぶ時間がかかりました。今のこの状況では、このやり方が通常のものになり今後も定着するのかもしれません。

今年も数カ月になりましたが、冬場のインフルエンザの流行も控えており、感染症対策も抜かりのないようにしたいと思います。

文:アニマル

天変地異というとてつもない大きなものと、目には見えないとても小さいものとで生活が脅かされている現在、どのようにして対処していくのがいいのかまだまだ自問自答が続いています。

院内の感染対策は万全を期しているつもりですがそれでもなお不安を感じているところです。

でもいつも感じるのですが、先の大震災による甚大な被害もなく、新型コロナの感染拡大も軽微に抑えられていることを考えると、秋田県はなんと恵まれた場所だなと最近感じるようになりました。

たくさんの関係者の方々のご努力にもかかわらず、人口の減少傾向が続いていますし、景気も思うように良くならないのですが、住みやすさという面から考えるとおそらく全国一ではないかと思っています。

まだまだコロナの終息は見通し立ちませんが、不安にめげず折り合いをつけ、楽しさ面白さを見つけながら生きていきたいと思っているところです。

文:RST599

 各都道府県での緊急事態宣言が解除されても各地で新型コロナウイルス感染は続いておりまだまだ気が抜けない状況です。歯科医療機関では新型コロナウイルス感染症の臨床現場での感染防止対策や留意事項について、通常診療での標準予防策に加えて様々な感染防止措置を行い、最大限の感染防止に努めています。具体的には、診療室内のエアロゾル対策として口腔内バキュームの的確・確実な操作。エアータービン、超音波スケーラーなどの適切な水量調整。ゴーグルまたはフェイスシールドの積極使用。歯科用ユニットおよびその他の接触部位の消毒やドアノブなど高頻度接触部位の清拭。患者さんの健康チェックや待合室や診療室の定期的な換気の徹底、玄関入り口への消毒剤の設置。受付職員へのマスク、フェイスシールド等の装着などに留意し、十分注意しながら診療を行っております。

WH

新型コロナウイルス感染症の影響は、様々な形で、歯科医療業界にも、現れています。

たとえば、歯科用衛生用品の不足、当初は、マスク、それから、消毒用アルコール、使い捨てエプロン、使い捨て手袋など、どんどん品数が増えていきました。需要と供給のアンバンランスが影響しているのでしょうが、在庫が手元にあっても、将来の不足を懸念して、買占めに走るということもあると思います。それで、ますます、流通量が不足してしまいます。

冷静に行動してくださいと言われても、先が見えない不安感からの行動は、致し方ないのかもしれません。過去のオイルショックの折のトイレットペーパー騒動を思い出します。一刻も早くこの不安を拭い去ることが出来るよう願ってやみません。

 H.F

 花壇にチューリップの花が咲いた。ピンクと白の2色が風に揺れてユラユラする姿が可愛らしい。

 昨秋、配色や向きを想像しながら小学生の娘と30個程の球根を植えたものだ。

 例年であれば60cm以上の雪が積もる花壇だが、この冬は大した積雪もなく雪解けの感慨も無いまま春になり、チューリップのことなどすっかり忘れていたある日、緑色の葉が土から顔を覗かせていることに気がついた。

 雪こそ無いものの、むしろ放射冷却で気温は低い。こんなに寒いうちから顔を出して大丈夫?凍っちゃわないかしらとの心配をよそに、その後もグングンと大きくなり、ついに立派な花を咲かせてくれた。

 切花では気づかないが、地植えのチューリップは朝になると花を開き、夜になると閉じる。晴れると開き、雨が降るとまた閉じる。
可愛いだけではなく、なんともいじらしく、力強い生命力を感じさせてくれる。

 チューリップは寒い冬を経験させないと大きな花をつけないと聞いたことがある。

 今、私たちもかつて無い苦難に直面し、日々緊張を強いられる中で生活を続けている。

 例年であればたくさんの新入生達の顔を見られる学校歯科検診も中止され、娘は毎日マスクを着けて登校している。

 子供達がこの不穏な状況を無事に乗り切り、こんな経験をも糧として力強く花咲かせることを願ってやまない。

文:K

 この度の新型コロナウイルスの感染拡大による影響で一時休館中であるが、また再開の機会にあうことができれば、横浜駅前で開催されていた「バンクシー展天才か反逆者か」を観に行きたいと思っている。

 バンクシーは、匿名のストリートアーティストで、世界各地のストリートや壁などの建造物に、政治や社会批評をテーマにしたアートを残すことで知られている。

 彼は今、全世界を襲っているこの新型コロナウイルス拡大の惨劇を、どんなに心を痛めて見ているのだろう…どんな風刺をもってアートを残すのだろう…

一刻も早い新型コロナウイルスの感染拡大の沈静と尊い命が救われることを願ってやまない。

  バンクシーの正体の一説には、イギリスの音楽グループマッシブ・アタックのロバート・デル・ナジャという噂もあるが…

 実際のバンクシーに会った人によれば、バンクシーの特徴に銀歯がみられるらしい。

文:W

このところ首が痛くて辛い思いをした。

そもそもどうして首があるのか。

解剖学者の三木成夫によれば、えらが無くなって首になったらしい。

つまり魚が進化の歴史の中で水中から陸上に上がり、最初のえら骨(顎弓)

を残して著しく退化した結果、そこがくびれて首になったという事である。

そしてえらの筋肉は、退化したえら骨にくっついたり顔面にせり出して、表情や嚥下

そして発声などの全く新しい仕事をするようになった。

魚やカエルやトカゲは、せいぜい口を開けて威嚇する事はあっても

表情を作ることはない。他にも多くの恩恵が首によってもたらされたであろう。

5億年の歴史の中で、少しの改変が重要な役割を得て新しい生物体となり、

種として生き延びてきたものの一つがヒトである。

我々のからだの構造の変化はときに進化と呼ばれるが、ウイルスも改変する。

引き続き用心したいものである。

文:M

 

今年になって新型コロナウイルス感染症(covid-19)が猛威を振るっています。
我が秋田県は感染者は出ないのでは?と勝手に思っておりましたが、3月に入って出てしまいました。今の所(310日現在)は県内での感染では無いようなので、これ以上増えないことを願うばかりです。先月、総理大臣が小、中、高等学校の休校及び大規模イベントの延期又は中止、不要不急の外出の自粛の要請の発表がありました。これにより学校に通う子の親が大変困惑しています。子供たちも、友達と会えない外で遊べないと家にカンヅメ状態でストレスが溜まるのではと心配です。経済の方も心配で旅行やイベントのキャンセルで宿泊施設や飲食店もガラガラだそうです。これがいつまで続くのか皆が不安に思っています。
さてこの新型コロナウイルスの予防には手洗いが特に大事であると言われています。あとマスクも有効と言われています!
歯科医院では手洗いの徹底をしておりますし、マスクも必ずしておりますのでこんな時でも安心して治療にいらして下さい!

文:ビスチオーネ

この度、秋田県歯科医療専門学校のホームページをリニューアルいたしました。

ホームページにアクセス

ホームページ内での情報発信はもちろん、Twitter・LINEも併用し、より多くの情報を提供してまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

1月はそのうめあわせということにならないといいが、、。
雪を見ると、どういうわけかハミガキのねりを思いだす。
さて、学校で習ったこともその時代にともない 進化を遂げたり、またかわったりする。
私は米作りを弥生時代からと習った世代だ。
ハミガキのねりも学生時代はハブラシの三分の一ぐらいと教わった。
温泉ブラシのねりいっぱいなどもってのほかである。
しかし、今はどちらかというとねりは分量が多い方がいい。
中にフッ素が入っているから、歯にねりこむ意図もあるのだろう。

文:カブレーロ,JR

歯周病が全身に影響を及ぼし様々な疾患と深く関係していることが多く報告されて

きております。

①脳梗塞や心筋梗塞などになる確率が上がる。

②早産(低体重児出産)の可能性が高い。

③歯周病と糖尿病は、相互に影響しあい、歯周病になると糖尿病の症状が悪化し、

   歯周病治療で糖尿病も改善する。

④誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われ、誤嚥性肺炎の

   予防には歯周病のコントロールが重要である。

⑤歯周病とメタボリックシンドロームの関連性も指摘されている。

などがあり、さらには全身疾患の治療効果を上げるためには、口腔内のケアが

重要であると周知されてきており、治療の一環として医科の先生から依頼が

増えてきていることは口腔管理をしている者にとってうれしい限りです。

                                                                                             文:まさ坊

秋も深まりすっかり旺盛になった食欲と読書欲。

この二つを満たしてくれるのが、県歯会館からほど近いところにあるカフェ、08 COFFEEです。

 

そこはスマホ撮影禁止、ミニマムだけどセンスの良い家具と白い内装の静謐な空間で、持参の本と浅煎りのコーヒーにどっぷり浸ることができます。

 

土・日・祝日だけの08モーニングをご存知でしょうか。

 

岡崎好秀先生(前岡山大学講師/国立モンゴル医科大学客員教授)の実験によると

飲み込むまでの咀嚼回数を数えた場合、

「ふつうのタマゴサンド」は、130

「パンの耳付きタマゴサンド」は、202回(1.5倍)

「パンを焼いたタマゴサンド」は、236回(1.8倍)

「耳付きパン焼きタマゴサンド」は260回でなんとふつうのタマゴサンドの2倍の咀嚼回数になるそうです。

 

この耳付きパン焼きタマゴサンド、実は以前08モーニングで食べることができました。

コーヒーもパンも美味しく、自然に噛む回数も増やしてくれる至福の朝食だったのですが、いつかのメニュー改変で耳なしパンのタマゴサンドになっていました。

 

軟食傾向の強まる昨今、お客さんの声に耳を傾けた結果、耳がなくなったのなら仕方がないのかな、と少しだけ唇を噛みながら…また読書に戻ります。

 

文:TAS_I

今年も台風の季節。19号は史上最強と言われています。

また多くの災害が発生する場合が予測されます。

ほとんどががれきの除去など力仕事などと思われますが、私も雪よせ荷物運び力仕事の時は、マウスガードをするようにしています。ボランティア活動の人が希望するなら国か自治体が費用を負担し、マウスガードを使用するというのはどうでしょうか。

良いと思いますが皆さんはどう思いますか?

文:秋森

 

猛暑・酷暑も通り過ぎ、朝晩に薄寒さも感じるようになったここ数日。
もっとも今年の夏は災害級の暑さに人的被害も続出し、また異常気象という言葉では済まされない記録上最大級の台風や降雨にも見舞われ、サラッとした書き出しでは不適切とも言える夏でした。幸い秋田県はそれらの被害をあまり直接受けないですみ、むしろ申し訳ない気持ちで報道を見ていました。

今日空を見上げると、見事な秋晴れで「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を思い出しました。何気なくネットで検索してみると、「秋になるといろいろ美味しいし、馬も肥えるよね~、お互い太らないように気をつけようね~」ではなく本来の意味は「馬が元気になり冬に備えるため北方の騎馬民族・匈奴(きょうど)が襲ってくる季節がやってきたぞ気をつけろ!」だという話を見つけました。
「本当は怖い○○」はよくある話ですが、今怖いのは馬賊ではなく肥満です。よく噛んでゆっくり食べれば過食はある程度防げます。またしっかり噛めることはフレイル防止の第一歩です、不具合は放置せずきちんと治しておきましょう。

 

文:iva

 本日、健康診断に行って来た。待ち時間にテレビを見ると、松崎しげるさんが今年で70歳を迎えるという。黒い肌、白い歯、締まった身体、見るからに健康そうに見える。インタビューでは衰えているところは衰えていると仰っていた。しかし気持ちが衰えたらただの爺さんになってしまうので、いつでも気を張って、全てに全力で取り組むようにしているのだそうだ。

 歯の事についてのコメントはなかったが、どう見ても入れ歯には見えない。発音も発声もしっかりしている。すばらしい歌声だ。口の中のトラブルはなさそうに見えた。肌は中高生の肌と皮膚科の先生に言われたそうだ(笑)。

 ふと周りを見渡すと、自分も含めて健康診断に来て、ちょっとおどおどして見える方、失礼だが、不健康そうに見える方、シャキッとして見える方、ずいぶんと体格がよさそうな方、色々だ。問診項目には「何でもおいしくかんで食べることができるか」という項目があった。

 人間だって生き物だもの。食事が取れなくなれば命が潰える。松崎しげるさんのように歯を含めた健康に気を使って、気持ちを張って全力で長く太く生きたいものだ。実践している方のお話は説得力がある。今日は朝から普段以上に全力で仕事や諸々に取り組んでいる自分がいる。はたして一体いつまで続くかなぁ~?

文:やんばるくいな