世界のお口の悩みのトップは知覚過敏
'22.05.09サンスターグループが、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ地域の15カ国で、18歳から65歳までの男女合計、15,000人を対象に、世界最大規模の歯科治療を含む、口腔衛生に関する意識調査を実施しました。
その結果、口の悩みで最も多かったのは、知覚過敏でした。15カ国平均で30%に上っています。一方、日本では19%で、15カ国の中で一番低い結果となっています。
アジアの国々では、世界の他の国々より口臭があるとした人が多い傾向にあり、15カ国平均では17%ですが、日本では34%と最も高い結果となっています。
その他、日本に関しては、ハグキの炎症・歯周病があると回答した人が29%で、15カ国平均の22%より高くなっています。
さらに、「お口の健康、息をリフレッシュするために実施しているオーラルケア」に関する質問では、「1日2回歯を磨く」のみ15カ国平均の53%を上回り、56%でしたが、「舌をみがく」「フロスを使用している」「砂糖の入ったお菓子や飲み物を避ける」などの、他のオーラルケアでは、すべて15カ国を下回っていました。
「お口の健康が身体全体の健康に関係すると認識している」という質問に対しては、15カ国平均21%に対して、日本では38%と最も高い結果となりました。
日本に関していえば、口の悩みのトップ3は1位口臭、2位歯周病、3位虫歯という結果が出ています。また、オーラルケアに対しては、15カ国平均よりも低い傾向にあり、あまり実施していないことが見受けられます。
しかし、口の健康の大切さを認知している人の割合が多いというのは、非常によい傾向だと言えます。
このことが、日常のオーラルケアの実施の向上につながることを期待しています。
文:H.F