遥けくも来つるものかは40年
'24.05.30歯科医となって40年、開業して36年を経過している。
10年ほど回り道をしてから歯科医になったので開業時は40歳だった。そのため開業してすぐに地域で様々な社会的役割を振られることになった。それを一つ一つ嫌がらずにこなして来たら、歯科医以外の役割が20を超えたことが10年ほど続いたこともあった。
生臭い首長選挙の後援会長とかPTA会長とか・・・。若かったなあとも思う。今はコツコツと診療をこなし、日曜日に介護施設を無料検診で回ったり、喜寿とかの年祝いの代表を務めて喜んでいる。波乱があったようにも、普通だったようにも思えるから不思議だ。
そういえば、歯科の大学1年生で受けた「歯科医学概論」という科目で、教授が「歯科医というものは専門職としてのほかに、地域のオピニオンリーダーという役割があります」って言ってたけなあとしみじみと思い出している(しみじみとでなくともよいけれど)。
文:ふつうの人