歯科医師コラム

御嶽山噴火

'14.11.15

御嶽山は、長野県木曽郡木曽町・大滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがり、東日本火山帯の西端に位置する標高3.067mの複合成層火山で、大きな裾野を広げる独立峰である。9月27日に突如噴火を起こし、多くの登山客が帰らぬ人となり、戦後最悪の火山災害となってしまった。亡くなられた方々には、心よりお悔やみ申し上げます。
気圧高度が8000~10000フィート(2500~3000メートル)付近では、健康な歯髄や適切に治療された歯では起きにくいですが、虫歯があると急激な気圧の変化に対応しきれず、激しく歯が痛むことがあります。
捜索隊の方々も奮闘している様ですが、灰と有毒な火山ガスの為、なかなか作業が進まないようで大変ですが、高地での作業中に歯が痛くならない様、虫歯の治療もきちんとして、万全の体制で頑張ってほしいと思います。