歯科医師コラム

音楽、聴いていますか?

'15.07.17

 皆さんは、どの様な音楽を聴いていますか。クラシック音楽しか聴かないとか、お酒を飲みながらジャズを聴いている、または演歌だとか。またまた、おれはロックな人生だ?とかいろいろあると思います。

 歯科医院では、ほぼ必ず何かしらの音楽等が流れていると思います。やっぱり、一番の効果はリラクゼーションでしょう。特に、歯医者は『キーン!』等の治療器具の音が、どうしてもします。でも、あの音が一番恐怖心を持たせてしまうと思われます。そこで音楽を流すことによって、患者さんが少しでもリラックスして治療を受けられるようにと思っています。BGMとして音楽を流すことで、癒しの空間を作ることができたらと思っています。

 また、音楽療法という言葉をよく耳にします。日本音楽療法学会の定義によりますと、音楽療法とは「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」とあります。科学の進んだ現代において、音楽が医学的作用を持つことは実際に証明され、健康に悩める現代人にとって大きな救世主ともなり得るものです。私の医院でもBGMのジャンルを考えなくてはいけないのかな?

 最近、アナログのレコードが復活してきている様です。今では、パソコンで簡単に編集してCDまで焼けてしまう時代ですが、学生時代は、カセットテープの残り時間を計算しながらダビングしたものでした。カセットテープは簡単に曲を飛ばして聴くことができませんので今よりもしっかり曲を聴いていた様な気がします。でも、便利な物になれちゃうと、ですね。

 この季節になると、昔の山下達郎や高中正義が聴きたくなるのはおじさんになった私だけでしょうか(笑)

文:jkomatta