歯科医師コラム

来たか、突然の五十肩?

'15.08.26

 明け方激痛で目が覚める。左肩が痛い。肘にかけての痺れ。まさか心臓病の再発か。不安になり、すぐに御世話になっている内科医に連絡し受診する。血圧、血液検査異常なし。「もしかすると、首の骨がおかしいんじゃない?これは整形の先生に受診した方がいいみたいだね。」今度は整形外科か。受診するとまずはレントゲン撮影。首を前に、後ろにと撮影。その時ある一定方向に動かすと、左肩から肘にかけて、しびれが走る。そのことを先生に伝えると「頸椎がおかしいかもしれないよ。MRIだな。」

 その日まで待っていると、今度は朝起きると顎変位か、自分で噛む場所が解らない。左肩の痛みに痺れ、食べることができない。MRIの結果、第5頸椎の変形。処置は首の固定、投薬、そしてスプリント。2週間後位から安定して、今ではほとんどなくなった。

 スプリントを上下作り入れ、食事する以外寝る時も入れていたんだが正直こんなにつらいもんとは思わなかった。これからは患者さんには症状に合わせ使い方をよく説明しないといけないんだと痛感した。身をもって勉強したとはまさにこのことだった。

今回は、五十肩では無かったが、個人的に上下スプリントで痛みが和らいだと思われる。肩の痛い人は一度試してみてはどうでしょうか。

文:秋森