歯科医師コラム

本当は怖い「馬肥ゆる」の意味

'19.10.01

猛暑・酷暑も通り過ぎ、朝晩に薄寒さも感じるようになったここ数日。
もっとも今年の夏は災害級の暑さに人的被害も続出し、また異常気象という言葉では済まされない記録上最大級の台風や降雨にも見舞われ、サラッとした書き出しでは不適切とも言える夏でした。幸い秋田県はそれらの被害をあまり直接受けないですみ、むしろ申し訳ない気持ちで報道を見ていました。

今日空を見上げると、見事な秋晴れで「天高く馬肥ゆる秋」という言葉を思い出しました。何気なくネットで検索してみると、「秋になるといろいろ美味しいし、馬も肥えるよね~、お互い太らないように気をつけようね~」ではなく本来の意味は「馬が元気になり冬に備えるため北方の騎馬民族・匈奴(きょうど)が襲ってくる季節がやってきたぞ気をつけろ!」だという話を見つけました。
「本当は怖い○○」はよくある話ですが、今怖いのは馬賊ではなく肥満です。よく噛んでゆっくり食べれば過食はある程度防げます。またしっかり噛めることはフレイル防止の第一歩です、不具合は放置せずきちんと治しておきましょう。

 

文:iva