歯科医師コラム

ゆびさき

'21.10.14

様々な業界でめまぐるしく加速するDX。

この9月にはデジタル庁も発足しました。
ここでは3つの柱を掲げていて、その第2の柱は「医療・教育・防災をはじめ、産業社会全体にわたるデジタル化」だそうです。

歯科業界でもデジタル化や技術革新は日進月歩で発展していますが、
みなさんは歯科における“最先端の治療”というとどんなものを思い浮かべますか。

昨今の歯科の新しい治療や技術には、歯の根の中を音波エネルギーでくまなくキレイにする自動洗浄装置やリアルタイムに正確なインプラント手術を導くナビゲーションシステム、また、歯周ポケット内を可視化する外径1mmの歯科用内視鏡といったようなものがあります(※気になった方は、GENTLE WAVE、X-GUIDE、ペリオスコピーを検索してみてください。なお、ごく限られた歯科医院でしか導入されていません)。

こうしてみると、デジタルオペレーションこそが最先端の技術のように思えてしまいますが、実は全ての臨床家の先生が歯を形成する、根の中をきれいにする、歯を抜く、義歯の型をとる、といった最先端の治療を今日も行なっています。

そう、“指先”というアナログな(カラダの)最先端を駆使して…

文:TAS_I