歯科医師コラム

銀歯が高くなった?

'26.03.06

この数年、「銀歯の会計が前より高くなった!」と感じることはありませんか?

銀歯の値段や使う金属は歯医者が勝手に決めていいものではなくて、保険治療のルールで決められた合金が使われています。もともとは、体に害の少ない金属で作業性が良くかつ「安価」なものと言うことで開発されたものなのですが、近年の世界情勢の変化で想定外の貴金属の高騰がつづいていて実際に窓口負担が高くなってしまっています。

高くなっているから歯医者が儲けているのでは?と誤解されかねないのですが、金属代は患者さんの実費負担に近いしくみになっています。歯科医院が治療の報酬として受け取るのは基本的に技術料ですから、値上がりしても歯医者の儲けにはなっていないのです。むしろ今までと同じ治療をしているのに窓口負担が高くなってしまって申し訳ないと思っています。

この金属の高騰はまだ当分の間続く見込みです。医療サイドではなるべく金属を使わない治療方法や被せ物を研究中ですが、それでもまだ金属でなければ治せないケースが多いです。ご理解のほどおねがいいたします。

文:iVa